台湾の大学生
このリンクの動画を見てください。
動画は中国語ですが英語の字幕もあります。
台湾の台中にある逢甲大学の学生が作った動画です。
このような短い映画を中国語では微電影といいます。
しかも映像とは何の関係もない学部の学生が作っているものがほとんどです。
すごいですね。
大学生だけではなく高校の卒業制作で作った映像をアップロードしている高校もあります。
日本の高校でも卒業制作をする学校ってあるんですかね?
僕の高校はありませんでした。
進学校だったので受験勉強ばかりで、大学に合格した後は、卒業式をやって、それでサヨナラ。
卒業後はみんなバラバラ。
もちろん卒業制作なんてありませんでした。
大学でも映画を作っている人はいないと思います。
話は変わりますが、台湾の大学では、卒論を書く代わりに、卒業制作を提出することもできる学校が多いそうです。文系の学部だと、例えば各国の旅行ガイドブックを自分達で作成したり、中国語学習のアプリを作成したりした人を知っています。
あとは、日本語学科の学生ですが、中国語を教えることに興味を持っていて、日本の大学生に半年中国語を教え、教え方で工夫したことや、日本人が難しいと感じる箇所を研究したりして、レポートにまとめた人もいました。
あと驚いたのが、結構有名な国立大学では、卒論も卒業制作もなくて、単位さえ足りていれば自動的に卒業できるそうです。
台湾も、日本ほどではないですが、少子高齢化が進んでいて、学生数を確保するのが難しい大学は、学生募集のために、留学制度を充実させたり、カリキュラムを改編したり四苦八苦しているそうです。
台湾は日本と同じくらい、もしくは日本以上の学歴社会ですので、国立大学志向の人が多い印象があります。
また、台湾の受験システムは日本と違って、上から順に志望校を書いていき、第一志望から第何十志望まで、たくさんの学校を志望校にすることができます。そして、実際の試験の結果によって、合格校が決まるシステムになっています。
だから、みんな第一志望は台湾大学を書くそうです。
台湾大学は日本で言う東大みたいなもので、入るのがとても難しい学校です。
受からないと思っていても、志望校の欄に書くのは自由なので、第一志望は台湾大学にしておいて、後は有名校を書いて、下に行くに連れ、レベルの低い大学になっていく人がほとんどです。
彼女の話によると、私立大学は、国立に落ちたら行く場所で、余程の理由がないと、私立を第一志望に書く人はいないそうです。
そして、台湾の大学も入るのは難しいが、卒業は簡単な学校が多いそうで、授業をさぼってバイトに精を出したり、サークルに力を入れたりする学生が多いそうです。
他の大学は知りませんが、僕の大学は、入るのも難しくて、入ったら入ったで、遊んでばかりでは進級できないような仕組みにうまいことなっているので、だから勉強しないわけにはいきません。進級したかったら、卒業したかったら、嫌でも勉強せざるを得ないシステムになっています。
ゼミに入って、卒論も書かなければいけません。
僕のゼミでは、詳しいことは言えませんが、変わったことを研究している人が多いです。
もしかしたら卒業制作提出でもオッケーのゼミがあるのかもしれませんが、普通は卒論を書いて、ちゃんとoral defenceをして、卒論として認めてもらってはじめて卒業することができます。もちろん単位条件を満たしていることが前提です。
だから五年生や六年生が普通にいます。逆に四年で卒業する人は少ないです。
(もちろん四年で卒業する人もいます。真面目な人たちです)
僕は四年で卒業できるかどうか危うい状況です。
もしかしたら四年半通うことになるかもしれません。
台湾の大学はどうでしょうか?
また、台湾の男性は大学卒業後、一年の兵役に行く義務があります。
日本でも兵役制度について熱い議論がかわされていますが、兵役と一言で言っても、ただ一定年齢に達した男性国民が兵役に行くというだけでなく、兵役が導入されれば、大学の制度も影響を受けるかもしれませんし、就職の在り方も変わってくると思います。
台湾や韓国の男性は兵役に行きますが、男性が兵役に行っている間に、彼女が他の男と浮気をしていたことが原因でノイローゼになってしまう人や、鬱になってしまう人が少なからずいるそうです。
また軍隊というところは、どの国でも上下社会ですのて、イジメやしごきも問題になるかもしれません。
国はどこまで考えて兵役を議論しているんでしょうね?
話がだいぶ中心から外れてしまいました。
ではこのへんで。
失礼します。