人生逆から始めてみると!?

“In my next life I want to live my life backwards. You start out dead and get that out of the way. Then you wake up in an old people’s home feeling better every day. You get kicked out for being too healthy, go collect your pension, and then when you start work, you get a gold watch and a party on your first day. You work for 40 years until you’re young enough to enjoy your retirement. You party, drink alcohol, and are generally promiscuous, then you are ready for high school. You then go to primary school, you become a kid, you play. You have no responsibilities, you become a baby until you are born. And then you spend your last 9 months floating in luxurious spa-like conditions with central heating and room service on tap, larger quarters every day and then Voila! You finish off as an orgasm!”
Woody Allen

 

なんか知らんけど、今日(2015年10月22日)は映画バックトゥーザフューチャーが目指した未来らしくて、それ関連の記事がFBとかTwitterにバンバンあげられてるわ。

 

まあ、だからなんやって話やけど、ちょっとWoody Allenっていう人の文章を紹介するわ。俺はこのWoody Allenっていうのが誰かは知らんけど、この文章をたまたまどっかで見かけて、「お~そういう考え方もあるわなあ」と思ったんで、ここで紹介させてもらいたいと思う。

 

上にあるのがその文章で、内容としては「もし人生が逆だったら」って話。

 

俺たち人間の人生って(別に人間だけ違うけど)ある意味「小から大」やん。

 

年齢にしても、0歳から一個ずつ大きくなっていくわけだし、体重・身長もそうやし、学年もそう。

 

人間の赤ちゃんは一人じゃ何にもできん。

 

動物の中では親に守られる期間が飛びぬけて長い。

 

一人じゃ飯も食われへんし、腹が減ってもそれを誰かに訴えることさえできん。

痛くても、眠たくても、寂しくても、嬉しくても、赤ちゃんはそれを言葉で誰かに伝えることができん。

 

もちろん車を運転することもできんし、数学の問題を解くこともできんし、友達もおらん。

 

難しい話はよう分からんけど、ゼロから始まるのが人間の人生なんやないかな。

 

でも、人生がもし「逆から」やったらどうなるやろ?

 

つまり、「死んでる状態」から始まるわけやな。

 

初めにしないかんことは、「生き返る」こと。

 

棺桶から這い出るイメージなんかな。

 

まあ、棺桶に入らん人もおるやろうから、どういう状態から始まるかは人それぞれやろうけど。

 

んで、次は老人ホームに入ることや。

 

普通に考えたら、老人ホームに入るって「死ぬ」一個前の段階やな。

 

そこでまあ自由気ままな生活を送るわけや。

 

周りはもちろんじいさんばあさんばっかやけど、自分もじいさんばあさんやから、そこは気にならへんのかな。

 

んで、いつかは老人ホームから追い出されるわな。

 

「逆」の人生やから、どんどん若なるわけや。

 

80歳で老人ホームに入ったんやけど、70歳になって、もう老人ホームにおる必要もなくなって、追い出される。理由は「健康だから」。

 

それから、年金をかき集める。老人やから年金がもらえるわな。年金っていうのは、若い時に働いたからもらえるわけで、まだ働いていないのに年金がもらえるって何か変な感じやけど、これは「逆」の人生やから仕方がない。

 

それから、仕事をする。

仕事をしてれば給料がもらえる。それでいろんなもんが買える。

金の時計を買ったり、パーティーをしたり。

酒も飲みにいくやろうし、おいしいものもたくさん食べれる。

 

多くの人はこの段階で「家族」ができるんちゃうかな。結婚するやろうし、子どももできる。

家族以外にも、いろんな人との出会いがある時期や。

 

それから、40年くらい働いて、いよいよ定年を迎えるわけやな。

定年も迎える理由は、「勉強するため」になるんかな。「若すぎる」が理由になるんかもしれん。

なんたって「逆」の人生やから。

 

仕事をやめてから大学に入る。

大学も「逆」から始まるんやろうか。

そのへんは書かれてないからよう分からんけど。

 

大学が終わったら、高校、それから中学、それから小学校って逆に進んでいくわけや。

 

人生が進むにつれ、「責任」というものが段々となくなっていくわけやな。

 

年齢もどんどん小さくなって、幼稚園に入って、家族に守られて、何も心配も不安もない生活をする。

 

そして最後には母親のお腹の中に戻るわけや。

 

そんで、消える。

 

「消える」って言うのと、「死ぬ」っていうのは違うと思うけど、時系列的には、自分の母親と父親が出会う前まで戻ってしまったら、自分は存在してないことになるわけやろ。

 

そしたら、まあ自分は存在してないことになる。

 

それが、「逆」の人生の終わり。

 

どうです?

 

90歳で生まれて0歳で死ぬ人生。

 

いろんなもん持ってる状態からだんだん持ってるものが少なくなって、それには記憶も含まれるやろうし、人生経験みたいなもんも段々少なくなっていく人生。

 

記憶はどうなるんやろ。

 

「逆」の人生では、生まれた時は一生の記憶が全部頭の中に入っているんやけど、若くなるにつれ忘れていくっていうこと?

 

何にしても不思議な感じやな。

 

まあ、こんな「逆」の人生はありえへんのやけど、こうやって考えてみると面白いなあ。