105歳の博士
現在105歳のこの趙さんっていうおじいさんは台湾の有名校清華大学の博士課程に在籍してるらしい。
105歳で大学に行くってだけでもすごいのに、なんと博士課程在籍!
すごいわ。
まあ、正直言って、105歳ぐらい高齢になると、周りもすごい気使うと思う。
本人は大丈夫だと思っとっても、周りはやっぱり年齢でなんでも判断するやろうから、本人は気使われてどう思うんやろ。
うちの大学にも67歳の同級生がいるけど、67歳くらいだとまだまだ元気やし、冗談もバンバン言うし、酒もめっちゃ飲むし、話が合わないなんてこともないし、その人は完全に俺らの友達になった。
67歳っていうと、まだじいさんっていう程でもないし、体もちゃんと動くし、向こうも別に特別扱いせんでもいい、普通に接してくれたらいいし、飲み会にも誘ってくれって言ってくれてるから、こっちも気使わずに、まあ、ためぐちは使えんけど、それ以外はごくごく普通に友達付き合いできてるし。
逆に、向こうは普通に会話しているつもりかもしれんけど、普通の会話の中でめっちゃ勉強になることサラッと言うし、人生経験の豊富さに驚かされてばっかりやわ。
そういえば、うちのばあさんもそうやったけど、本読むの好きやし、やっぱり長く生きとるだけあって、いろんなこと知ってるし、なにより昔のことを実体験として知っとるのは本当に大きいと思う。俺たちは平成のことしか自分では体験してない。それはまあ仕方ないことなんやけど、本で読んだり映画で見たりしかできん昭和の時代を自ら体験してきた同級生の話はほんまに勉強になる。
お互い学び合えるのが一番ええのかもしれんけど、こっちは向こうから学べることがたくさんあるけど、向こうが俺らから学べることって何かあるんかなあ。
スマホの使い方を教えたり、パワポの作成方法なんかをアドバイスすることぐらいはできるけど、正直そんなんどうでもいいことやし、こっちは教えられっぱなしで、悔しい思いもある。
人生経験豊富な同級生と一緒に勉強できるのは本当にうれしいことやし、これからも仲良くしていきたい。
このニュースのおじいさんが実際にどういう学生生活を送ってるのかは知らんし、ニュース記事だけではそのへんのことは分からへんけど、やっぱり「互いに学び合う」姿勢が大事や。
恐らくこのおじいさんは分かってると思う。
まあ、105歳の高齢やから、100%対等にっていうわけにはあかんのかもしれんけど、お互い学べることはいくらでもある。
会ってみたいなこのおじいさん!