言語を救え
前回と同じタイトルですが、前回の投稿をした後に、まさにタイムリーで、日本にも絶滅の危機に瀕した言語を守るための大会があることをニュースでやっていました。
アイヌ語、八重山語、与那国語、八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語の八言語が消滅危機言語に指定されています。
先日、消滅の危機にある言語を継承していくための取り組みとして、沖縄で大会が開催されたそうです。
ニュースの中で特に印象的だったのが、沖縄の小学校で沖縄方言を教えている女性でした。
その女性は、沖縄方言を継承していくために、沖縄の小学校を定期的に訪れ、子どもたちに沖縄方言を教えています。
現在、小学校における外国語活動が注目を集める中、沖縄の小学校では沖縄方言も教えているのです。
恐らく小学校の授業の一環でちょろっと習ったくらいでは、なかなか話せるようにはならないと思います。
私の祖母は尾張弁を話していました。
尾張弁は日本語の方言の一種です。
標準語と比べると、聞いた感じはだいぶ違いますが、尾張出身でなくても理解することは可能です。
でも、先日のニュースで紹介されていた言語は、私たちが聞いても全く分かりません。
それは、沖縄の子どもたちも同じなのでしょう。
ニュースの中でインタビューを受けていた児童が、「おばあちゃんが話すウチナーグチを私は理解することができない」と語っていました。
言語だけでなく、今あるものがなくなってしまうのは悲しいことです。
言語は単なる流行りではありません。
ずっと昔から受け継がれてきたものです。
多くの人の思いが詰まっています。
なくなってしまったら、取り返しのつかないことになります。
言語消滅は世界規模で起きている問題です。
日本も世界と協力して消滅の危機にある言語を守ってほしいと思います。