言語を救え
瀕死の危機にある言語はたくさんあります。
母語話者が一人しかいない言語が18あるそうです。
国連の機関がいろいろ調査をやっています。
台湾の「巴宰語」もその一つだそうです。
「巴宰語」も一人しか母語話者が残っていない(正確にはいなかった)のです。
巴宰語は台湾の原住民の一つである巴宰族の言語です。
巴宰族は南投の埔里という場所に住んでいる原住民です。
巴宰語の最後の母語話者は 潘金玉さん というおばあさんでした。
しかし、潘さんは2010年に96歳で亡くなってしまったそうです。
今では巴宰語を母語のように上手に操れる人はいないそうです。
しかし、巴宰族では、日曜日に教会で礼拝を終えた後、巴宰語の勉強会を開いたり、巴宰語で聖歌を歌ったりして、巴宰語を守るために頑張っているそうです。