三島由紀夫 不道徳教育講座

http://www.amazon.co.jp/不道徳教育講座-角川文庫-三島-由紀夫/dp/4041212073

三島由紀夫さんの不道徳教育講座を読みました。

読みましたといっても、読んだのはこれで三回目です。

初めて読んだのは高校の時。

電車の中で読みました。

二回目は高校卒業してすぐの春休み。

三回目が昨日。

まあーおもしろいことが書いてあります。

三島由紀夫さんの本はいろいろ読みました。

どれも刺激が強いですよね。

ところどころ深く考えさせられる箇所があり、それも面白さの秘密だと思います。

学校では、特に日本の学校では、皆と同じがいいことだと教えられますよね。

みんな違ってみんないいと口では言っているけど、みんなと違うことをすると怒られるでしょ?

運動会の練習をしているときに、一人だけ勉強してたら怒られますよね。

給食の時間、ダイエットしているから今日は食べませんと言ったら、無理やり食べさせられます。

学校の先生は自分のクラスの児童生徒がとにかく普通であってくれさえばいいと思ってますよね。

問題を起こさず、普通に生活してくれればいい。

なんでだろう?

面倒くさいからなのかな?

出る杭は打たれる。

僕は別にそれでもよかった。

先生なんてこれっぽっちも信用していなかったし、信用してやろうとも思わなかった。

どうでもいい存在だったから。

でもそうは思わない子供が多いんだろうな。

先生の顔色を気にする小中学生なんて最悪じゃない?

かわいそう。

教師なんて人格者でも何でもない。

ただの大人。

頭がいいわけでもない。

頭がよかったら先生なんかにならない。

将来の夢の欄に先生って書いていた同級生が不思議でたまらなかった。

先生なんかのどこがいいんだ?

僕が高校一年の時、当時の担任に宣言しました。

勉強はちゃんとやるから、あとは放っておいくれ。口出しするな。三年後には有名大学に合格してやるから。

今思うと、あの頃の自分には根拠のない自信があった。

どこかで落としてきたかもしれない。

また探し出さなきゃ。

自信とやらを。